ゼロがつくった家 施工例

Chap04 こだわりの外装

◆こだわりの外装


どのように外装が行われていくか見てみましょう。

写真は構造用パネル(OSB:OrientedStrandBoard)を貼って空いているところにサッシがはめ込む所ですがご覧の通り、大きな窓。
窓の上には約10cm程「下地材」が入っていてそこにカーテンレールを取り付けます!

自分で取り付けるんだっ!、という方は是非覚えておいてください。
(下地をチェックする針がホームセンター等で売っておりますので新築にキズをつけないよう購入をオススメします)


OSBが貼り終わればお家も衣変えしていきます。
ウッドの感じから黒いシートを着ています。

これは防水シートです。
外壁の仕上げが「モルタル」なのでアスファルトルーフィング(アスファルトを使用した防水シート)を貼っています。

近づいてみましょう
メッシュな素材が見えます。

これは「ラス網」と言ってモルタルの壁を作る場合に使用される金属性の網状の部材のことです。ラス網を張ることにより網の穴の部分にモルタルが引っかかり固定できるようになるわけです。

建物の躯体にもくっついている為、ガッチリです(コンクリートもメッシュと同じですね)。
防水シートは外壁表面で防ぎきれなかった雨水や、内部の結露水、あるいは長年の経年劣化での亀裂等から入り込んだ雨水が構造体にまで達しないようにする大切な役割があります。
つまり、外壁材や外壁の表面は1次防水、それで防ぎきれないものを構造体に入らないようにする最後の防水層という重要な役割をもっています!

外壁の新築時はピカピカで目を奪われがちですが建物の長い寿命を維持するための大切な部分なのです。
この工事の仕事の善し悪しで建物の寿命も変わってくると言っても過言ではありません。
隠れてしまう部分こそ丁寧な仕事で建物に対する真摯な姿勢が大切ですね。


お家も白くなりまして、最後の「衣替え」と言ったところでしょうか!
さきほどにも書いてある通りモルタル仕上げになっております。


もともと陽当たりの良い場所ですが、白は光を反射して明るく見えますね。
もちろん、モルタルを塗って仕上げ塗材は「F☆☆☆☆(フォースター)」です。
茶色、黒、白の衣替えを経て、外装の完成です。